女性の頭皮トラブルが毎年増えている原因とは?

gatag-00010021

頭皮のフケやかゆみ、抜け毛に薄毛…
そんな頭皮にトラブルを抱えている女性が、実は年々増えているんです。

少し前なら、例えば抜け毛や薄毛といった頭髪の問題は、男性が抱えるトラブルのイメージがあったと思います。
ですが現在では、若い女性でさえも関係のない話ではなくなってきています。近年、スカルプケアに特化したシャンプーや女性用の育毛剤など、頭皮の環境を改善するための頭皮ケア商品を多く目にするようになったのも、女性の頭皮トラブルが急増していることに関係しています。

健康な頭皮を維持するためには、日々の頭皮ケアは欠かせません。
ですが、頭皮がトラブルを起こすようになったきっかけを改善しない限りは根本的な解決にはなりません。せっかくの頭皮ケアも効果が充分に発揮できない、なんてことにもなりえてしまいます。どうして女性の頭皮トラブルが増えているのか、その原因と対策についてまとめてみました。

頭皮トラブルと女性ホルモンの関係

特別なことをしたわけでもないのに、ある日突然、フケやかゆみ、抜け毛が起こってしまう…
そんな突然の頭皮トラブルは、女性ホルモンの減少が原因になっているかもしれません。

女性ホルモンには髪の毛の成長を促したり、身体の皮脂の分泌を整えたり、お肌の潤いを保ったり、身体の免疫を高めたりなど、女性の身体づくりには必要不可欠な役割をもっています。
なので、女性ホルモンが減少してしまうことで、頭皮のトラブルをはじめ身体には様々な悪い変化が起こってしまいます。

女性ホルモンの減少による身体への影響

・皮脂量が増える

女性ホルモンが減少することで、男性ホルモンが優位に働いてしまいます。
男性ホルモンが優位に働くと、男性ホルモンの一種である「テストステロン」という物質が皮脂腺を刺激して、皮脂の分泌量が増えてしまいます。頭皮の皮脂量がが増えてしまうと、フケやかゆみ、臭いの原因になってしまいます。

フケは皮脂が古くなった角質と混ざって出来るものです。
充分に余分な皮脂を落とせていないフケが出やすくなってしまいます。また、皮脂が増えると、それを栄養としている雑菌が繁殖しやすくなり、雑菌から分泌される脂肪酸が頭皮を刺激し、その刺激によってかゆみが生じやすくもなります。頭皮の臭いも、増えた皮脂が酸化を起こして臭いのもとになってしまうのです。

・肌の乾燥

女性ホルモンの一種である「エストロゲン」には、肌の水分を保持して潤いのあるお肌を保つ役割があります。
エストロゲンが減少すると肌の保湿もうまく作用しないため、頭皮も同様に乾燥しやすくなってしまいます。

水分量が充分なお肌には、お肌を刺激から守るバリア機能が充分に働いている状態です。
ですので、乾燥した頭皮というのは、刺激に敏感な状態です。少しの刺激にも過敏になってしまうので、かゆみが生じやすくなってしまいます。

・ヘアサイクルの乱れ

髪の毛は一定の周期で、生え抜けを繰り返しています。これをヘアサイクルといいます。
このヘアサイクルは、通常だと男性では2年から5年、女性では4年から6年といわれています。ですが、ヘアサイクルは、頭皮の健康状態や、普段の生活習慣などによって短くなってしまったり、充分に髪の毛が育つ前に抜けてしまうことがあります。

女性ホルモンの減少も、このヘアサイクルが乱れてしまう原因のひとつです。
女性ホルモンには、「プロゲステロン」という健康な髪の毛を育てる役割を持っているホルモンがあります。このプロゲステロンが減少してしまうと、ヘアサイクルが乱れ抜け毛が増えるようになってしまうのです。

このようにホルモンバランスが乱れて女性ホルモンが減少してしまうと、頭皮トラブルが起こるリスクが増えてしまうのです。
では、なぜホルモンバランスは乱れてしまうのでしょうか。

ホルモンバランスが乱れるのはなぜ?

年齢による女性ホルモンの低下

女性ホルモンは、だいたい30代をピークにそこから緩やかに減少していきます。
さきほど紹介した頭皮のトラブルだけでなく、更年期の身体に起こる変化は女性ホルモンの減少が原因で起こってしまいます。個人差はありますが、年齢による女性ホルモンの低下は避けられません。頭皮ケアをはじめ、普段の生活を見直し健康的な生活をすることを心掛けることが、少しでも症状を和らげるためには必要です。

出産による女性ホルモンの低下

女性は妊娠すると、一時的に女性ホルモンの分泌が活発になります。
妊娠によって女性ホルモンの働きは活発になりますが、出産後は、反対に女性ホルモンの働きが弱くなってしまいます。出産を境に頭皮のフケやかゆみ等のトラブルが起こってしまう女性が非常に多くいます。

出産の頭皮トラブルについてはこちら『抜け毛・かゆみ…産後の頭皮トラブルの原因とケア方法は!?

また、近年では高齢出産という言葉があるように女性の出産年齢が上昇傾向にあります。
高齢出産では、妊娠によって一時的に女性ホルモンの分泌が活性化するので、若返りの効果があるとも言われていますが、出産後には急激に女性ホルモンの活動は弱くなってしまいます。また、若い年齢での出産と違い、高齢での出産は、女性ホルモンが緩やかに減少している時期でもあるので、急激な減少は身体にとって大きな負担にもなります。

通常、出産後の女性ホルモンの量は徐々にもとに戻りますが、出産後の疲れやストレスなどによってはホルモンバランスが乱れたままになってしまいます。
高齢出産の場合はそのリスクが高くなってしまう可能性も充分に考えられるので、充分な休養や身体のケアが必要になります。

ストレス・疲れによる女性ホルモンの低下

過度な疲れや、ストレスもホルモンバランスが乱れてしまう大きな原因のひとつです。
特に最近では、若年性の更年期障害が注目されているように、20、30代の女性といった若い年齢でも、無月経や身体の火照り、抜け毛など更年期の症状に似た症状が現れる方が増えています。過度な身体の疲れや精神的なストレスによって、女性ホルモンの活動が低下してしまい、更年期と同じような症状が起こってしまうのです。

実は、疲れやストレスによる女性ホルモンの低下が、毎年女性の頭皮トラブルが増えている大きな原因なんです。
無理なダイエットや食生活の乱れによる、身体に必要な栄養の不足、また生活習慣の乱れなどによって、身体の疲れや、ストレスは溜めてしまう方が増えているといえます。女性の身体は男性に比べデリケートな部分が多く、その分、疲れやストレスなどの影響が出やすくなっています。それらの影響は、頭皮トラブルをはじめ体調の変化によって現れてしまうのです。

頭皮トラブルを乗り越えるために

年齢や、出産による女性ホルモンの低下は避けられない事です。
ですので、どうしても頭皮をはじめ身体の体質は変わってしまいます。それらをきっかけに頭皮のトラブルを抱えてしまうのは、体質が変わる以前と同じような生活をしてしまうから。女性ホルモンが低下することで、皮脂の分泌が増え、乾燥し、さらにはヘアサイクルが変化してしまいます。健康な頭皮の状態と同じような方法では、頭皮には大きな負担となってしまうのです。しっかりと変化した体質に合ったケアをすることが、大きな頭皮トラブルを回避するためには大切なことです。

特に注意したいポイント

・シャンプーの洗浄力

女性ホルモンが減少し、皮脂が増えると普段よりも頭皮にベタつきを感じるでしょう。
ですが、必要以上に頭皮を洗っては逆効果です。洗浄力の強いシャンプーで、頭皮に必要な皮脂まで取ってしまうと頭皮の皮脂が不足して、その不足を補うために頭皮からは過剰に皮脂が分泌してしまうのです。

※詳しいシャンプーの洗浄力については
頭皮の乾燥、原因はシャンプーだった!買う時に注目したい成分は?

・シャンプーの方法

さきほどの話に繋がりますが、頭皮の皮脂を取り過ぎてしまうことは、反対に皮脂の過剰な分泌に繋がってしまいます。
シャンプーの洗浄力も気を付けたいですが、シャンプーの方法にも気を付けてみましょう。シャンプーは1日に1回が基本です。

・頭皮の保湿

女性ホルモンの低下によって、頭皮は普段よりも乾燥しやすい状態になってしまいます。
顔と同じように、頭皮もしっかりと保湿してあげることが大切です。お風呂上がりなどは特に頭皮に皮脂が不足してしまっています。

また、無理をしないということも大切です。
年齢や出産などのタイミングに関係なく、疲れやストレスは、いつでも私たちの周りを取り巻くものです。無理をせずに充分なリフレッシュを意識すること、また、日々バランスのとれた食生活、生活習慣を心掛けることが、頭皮トラブルを回避、改善だけでなく、健康な毎日を送るために必要なもっとも単純で大切な方法です。

おわりに

残念ながら、頭皮トラブルに悩んでいる女性は年々増えています。
紹介してきたように、現代の頭皮トラブルの原因は、普段の生活の乱れが大きく関わっています。ツヤのある髪の毛を維持するために、ヘアケア製品が多く販売されていますが、根本的に健康的な髪の毛を維持するなら、大切なのは頭皮ケアです。

現在頭皮トラブルにお悩みの方もそうでない方も、頭皮ケアへの意識を高めるきっかけになれば幸いです。

【トラブル頭皮を優しくケアするアイテムはこちら】


     

女性の頭皮トラブルが毎年増えている原因とは?